「マイクの種類と特徴について」

詳しくはWikipediaのマイクの項目をご覧下さい。

以下に代表的なマイクの種類と特徴について、簡単な説明を加えたいと思います。

●エレクトレットコンデンサー・マイク

安価なヘッドセットや小型マイクなどによく見られるタイプで、広く一般で使われてる。
スタジオに使われるような高級高性能なものもある。

安価なものではプラグインパワーで電源供給して使うのが主流。

●ムービングコイル型ダイナミック・マイク

一般にダイナミック・マイクというとこれを指す。ヘッドセット(エレクトレットコンデンサー・マイク)などから、一段階、グレードアップさせたい場合の一つの選択である。
丈夫で使いやすく、ボーカル用に調整されているものもある。
コンデンサー・マイクと比べると繊細さは少なく、高音の感度が低いのが一般的。
ハウリング対策が取られている物もあり、丈夫なことから、ライブなどでよく使われる。
 
●コンデンサー・マイク

一般的にファンタム電源という別電源が必要になるマイクで、上記の二種からのグレードアップさせたい場合の選択肢である。
繊細で音を拾いやすい分、ノイズが多い環境・湿度が高い環境・高音圧な環境などでは、上記のダイナミックマイクなどの選択がふさわしい場合もある。
高価なコンデンサー・マイクを使用する場合は、デシケーターなどで適切に湿度管理した方が長持ちするかもしれない。(まずマイクの取り扱い説明書に従うこと)
ダイナミック・マイクは高価なものでも数万程度ですが、コンデンサー・マイクは一般的に高く、高級機だと十数万円や、百万円に近いものもある。

「マイクと一緒あると便利なもの」

●マイクスタンド

●ポップガード

マイクと口の間に設置し、破裂音などを発声するときに、入りやすい息のノイズを防いだり、適切なマイクとの距離を測るときに使用するもの。自作もできる。

●ショックマウント

コンデンサー・マイクによく使用する。マイクスタンドを伝う振動を吸収し、雑音が入るのを防ぐためのもの。

●ウィンドスクリーンシェルター(アンビエントルームフィルター・リフレクションフィルター)

マイクの後方を吸音材で囲んだもの。部屋の形状による不要な反射音や、周りのノイズが入るのを防ぐもの。
毛布などの吸音素材で、反射音、ノイズ対策をとることも可能です。(別ページに詳細)

「マイクの選び方」

●指向性

上記のWikipediaのリンクから、指向性の特徴をご覧ください。用途によって選んでください。

●マイクの試奏

レコーディングマイクを試奏できる楽器店があるようです、試奏でモデルの特徴や個体差などを確認して買うのが一番確実でしょう。
ネット上で試奏した音声データがマイク比較として公開されているものもあります。個体差はわかりませんが、モデルの特徴はある程度わかるかもしれません。

●ネットでのレビュー・スペックシート

どのような声に向いているマイクか、周波数特性はどのようなものなのか、確認しましょう。
ただ、レビューやスペックシートは参考程度にするようにしましょう。