「喉頭および声帯の構造」

googleで「喉頭および声帯の構造」と検索いただくと、様々な図が掲載されたサイトが出てきます。
なお、サイトにおいて、無断転記非推奨とのことでしたので、紹介までにとどめておきます。

「基本姿勢」

  • 表情もリラックス、視線はやや上
  • 顔を正面に、あごを引く
  • 肩甲骨を閉じて、胸を開く、猫背にならないように
  • 腰を伸ばす、お腹は出さない
  • 両足は軽く開く、重心はつま先に

※座ってやる場合も、同様の意識

 

◎上記の姿勢が難しい人は…

腕立て伏せのポーズで、腕をまっすぐ伸ばし、肩・腰・かかとまで一直線にして、40秒キープ。

この体幹トレーニングによって、姿勢を維持する感覚を意識できるようになります。

 

「リラックス法」

リラックスしている状態=喉が開いている(咽頭の力が抜け、自然と開いている)状態であり、歌唱時の基本となります。

※声の高さのコントロールは声帯で行います。腹筋や喉はリラックスを心がけます

 

◎確認法

  • 軽く息を吸うと、口の奥の部分に冷たさを感じる
  • のどに手をあて、声出しをする。その時、触れた部分がかたくならないないこと

※首を左右に振りながら行い、力の抜き方を身につける

  • 音階練習(音程を変えながら発声)のとき、舌が奥に下がらないこと
  • 下あごに手をあて、声出しをする。その時、触れた部分がかたくならないこと。

※かたくなる場合は舌を下に押しつけています。舌のリラックスを目指しましょう

「呼吸法」

主に呼吸法には腹式呼吸と胸式呼吸がありますが、歌う場合は腹式呼吸が推奨されます。

横隔膜を下げることによって、肺に空気を入れる呼吸法で、息を吸うとお腹が膨らみ、息を吐くとお腹がへこみます。

胸式呼吸より、呼吸量も多く、呼気の安定、喉の開放も容易になり、音程のとりやすさ、喉の疲れ対策にもなります。

そのとき、肩や肩甲骨を動かして呼吸することは避けたほうがよいでしょう、喉や首の力みの原因になります。

「トレーニングの目標」

  • 良い声とは「発声器官に無理をさせず、本人はもちろん、聴衆の多くも心地よく感じる声」
  • トレーニングの目標は「歌うとき、その良い声を維持しつつ、音程、音量、表現のコントロールが思い通りに効率よくできるようになること」

「トレーニングの注意点」

  • 最初は長時間練習を避ける
  • ウォーミングアップとクールダウンは必ずやる
  • 最高音の練習はいきなりせず、徐々に
  • ピッチ(音程)を正確に、ビブラートは技法練習まで極力かけない
  • 可能であれば、自分の声を録音してチェックする
  • 部屋の乾燥を避ける、水やぬるま湯を摂取する
  • できる限り毎日、声だしをする