声量を出すためには、十分な息で、十分な声帯振動を起こし、咽頭腔(声帯から口)、口腔(口の中)、鼻腔(鼻の中)の空間(共鳴腔)に響かせることで、音を増幅させることができます。
基本的なトレーニングはウォーミングアップ・クールダウン の項目で取り扱ってますが、ここではさらに強化できるメニューを記載します。
◎横隔膜維持の強化
◎ロングブレス
1小節目は下部の腹筋、2小節目は中部の腹筋、3小節目は上部の腹筋、4小節目は両側部の腹筋を意識する。
※息の量は一定にする。
◎ショットブレス
強弱表現の幅をさらに広げましょう
※下部の腹筋を特に意識、どこを意識すれば、一番瞬発力がでるか探す。
◎リップロール、タングトリル
ウォーミングアップ・クールダウン の項目にありますが、ここではその効用をまとめます。
☆リップロールの効用
※など多くの場面で有用です
☆タングトリルの効用
声の最終フィルターである口の形で、響きの変化をおこし、通る声を作る方法です。
※2kHz周辺が豊かになることで声が明るくなります。(アナライザーなどで確認してもよいでしょう)
※口角とボーカルパートの例はあくまでも参考です。求められる声質によって口角の位置は変えましょう。
鼻に声を響かせる感覚を身につけましょう。
※なるべく息・音がぶれないようにする。
※鼻腔共鳴の強化により1kHz周辺の響きが豊かになります。
※主に2~4kHzの響きが豊かになります。
※主に200~1kHzの響きが豊かになります。